中国、市場開放でEUに秋波 米とは対照的に「新たな段階」強調 (2/2ページ)

 中国政府系シンクタンク、中国現代国際関係研究院(CICIR)の馮仲平・副院長は、トランプ大統領の米国第一主義によって、これまでの米国との同盟が崩れつつあると指摘。「中国とEUは現在、保護主義への反対と、紛争解決メカニズムとしての世界貿易機関(WTO)支持で立場が一致している。この点で利益が共通しているからだ」と述べた。

 一方、EUと中国は、企業への開放的な市場アクセスや、広域経済圏構想「一帯一路」などをめぐり対立してきた。中国側は欧州との関係強化を模索する一方、欧州側は主要な技術やインフラの保護に、域外企業による投資に関する審査を厳格化している。同氏は「米国に対して同一の立場を取っていても、中国とEU間の経済・貿易摩擦がすぐに解消されるわけではない」とみている。(ブルームバーグ Keith Zhhai、Peter Martin)