【東京市場の注目銘柄】(13日)曙ブレーキ工業、ストップ高

 ≪世界初の新構造、年内開発発表≫

 ■曙ブレーキ工業(7238) 前日比80円(35%)高の309円ストップ高。既存のAD型ディスクブレーキ構造を大幅に見直し、自動車の電動化への対応と地球環境保全に配慮した新タイプの「新構造ブレーキキャリパー」を世界で初めて開発したと13日に発表した。素材にアルミを使用し最大30%の軽量化で車両の燃費向上に貢献、既存製品に対してブレーキパッドの偏摩耗を5分の1程度に低減できるという。年内に開発を完了、2019年に生産体制を構築する。

 ■任天堂(7974) 6.2%安の3万9120円。日本時間13日未明に、米ゲーム見本市「E3」に関するプレゼンテーション「Nintendo Direct E3 2018」のインターネット配信を開始。みずほ証券は、今回の発表内容に不足感を指摘する反応も一定程度出てくる可能性があると指摘。SMBC日興証券は、サプライズはなかったとした。

 ■帝人(3401) 2.8%安の2110円。ジェフリーズは、投資判断を「ホールド」から「アンダーパフォーム」、目標株価を2300円から1750円に下げた。20年3月期からポリカーボネート、各種繊維のマージン低下を予想、21年3月期の1株利益は18年3月期の約半分になるなど利益減少の可能性から株価の上昇余力は乏しいと分析した。

 ■象印マホービン(7965) 5.3%安の1634円。ゴールドマン・サックス証券は、投資判断を「買い」から「中立」に下げた。国内炊飯器の回復期待や、中国の構造的な成長を市場は十分に織り込んだと指摘した。

 ■日本通運(9062) 7%高の9060円。モルガン・スタンレーMUFG証券は、目標株価を8900円から1万100円に上げた。組織改善に伴う営業力強化施策の顕在化や国内物流事業の収益力回復期待は株価に十分織り込まれていないと指摘した。

 ■サイバーエージェント(4751) 6.8%高の6590円。アドテクロノジーサービス分野の子会社が開発したLINEビジネスコネクト向け配信ツールの「CA-Link」が「LINE Beacon」に対応したと13日に発表。LINE BeaconはLINEが運営するコミュニケーションアプリ上で、ユーザーとコミュニケーションを取れるサービス。LINEで配信した広告によってユーザーが来店した際の来店・来棚計測が可能になり、LINEの広告サービスの運用から店舗誘導効果の可視化を実現する。

 ■アイフル(8515) 4.2%高の369円。みずほ証券は、投資判断を「中立」から「買い」、目標株価を415円から465円に上げた。19年3月期ガイダンス(業績予想)は同証券想定を上回り、やや強気な前提が織り込まれている可能性はあるが、利益の期待成長率が他のノンバンクと比較しても高いという事実を確認できるとした。

 ■ヨシックス(3221) 8%安の3745円。5月の既存店売上高は前年同月比2.6%減。減少率は4月の0.8%から拡大し、昨年10月(5.7%)以来の落ち込みとなった。すし居酒屋「や台ずし」や均一低価格居酒屋「ニパチ」を展開する。

 ■ミサワ(3169) 80円(19%)高の509円とストップ高。2~4月期(第1四半期)の営業利益は前年同期比2.2倍の9900万円、売上高が18%伸び25億9800万円と増収効果で販売・一般管理費の増加を吸収した。「unico(ウニコ)」ブランドで家具や雑貨を販売する。

 ■アイビーシー(3920) 6.3%高の1905円。モノのインターネット(IoT)のセキュリティー基盤サービス「kusabi」を使うブロックチェーン技術を利用した電子証明システム、デバイスプロビジョニングシステムの2件について特許を取得。堅牢(けんろう)なデバイス管理が可能になるという。(ブルームバーグ)