NY株3日続落、25ドル安 ナスダックは最高値更新

 14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は小幅ながら3日続落し、前日比25・89ドル安の2万5175・31ドルで取引を終えた。米長期金利の低下による利ざや縮小が意識された金融のJPモルガン・チェースが売られたほか、米中間の貿易摩擦の激化を警戒した売り注文が相場全体の重しとなった。ハイテク株主体のナスダック総合指数は65・34ポイント高の7761・04と反発し、終値の過去最高値を更新した。

 ダウ平均は上昇して始まった。消費関連の米経済指標などが市場予想を上回ったことや、欧州中央銀行の金融緩和縮小が緩やかなペースで実施されると受け止められ、買いが広がり、前日からの上げ幅が130ドルを超える場面もあった。

 その後はマイナス圏に沈んだが、大手メディアの再編期待から娯楽・メディアのウォルト・ディズニーが買われ、相場全体を下支えした。(共同)