東証、円安で買い優勢 欧州の金融政策に安心感

 15日午前の東京株式市場は、外国為替市場で円安ドル高が進んだことを好感し買い注文が優勢となり、日経平均株価は反発した。欧州中央銀行(ECB)の金融緩和政策が緩やかなペースで進むとの安心感が広がったことも買い材料になった。午前10時現在は前日終値比50円52銭高の2万2789円13銭。東証株価指数(TOPIX)は2・35ポイント高の1786・24。

 ECBは14日、国債などを購入して市中に資金を供給する量的緩和政策を段階的に縮小し、年内終了を決定したが、市場では「予想よりも緩やかなペースで、明確な利上げ時期も示されなかった」(準大手証券)と警戒感が和らいだ。

 外国為替市場で円相場が一時1ドル=110円台後半に下落したことを好感した買いも入った。

 ただ、トランプ米政権の保護主義政策への懸念は根強く、米中貿易摩擦の激化を警戒した売りも出た。