日銀、大規模緩和を維持 景気判断も「緩やかに拡大している」で据え置き

日銀本店に入る黒田総裁=15日午前
日銀本店に入る黒田総裁=15日午前【拡大】

 日銀は15日、2日目の金融政策決定会合を開き、現行の大規模金融緩和策の維持を決めた。2%の物価上昇目標の達成が見通せない中、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度に抑え、景気を下支えする。景気の現状判断は「緩やかに拡大している」で据え置いた。

 米連邦準備制度理事会(FRB)は13日、約3カ月ぶりの利上げを決定。欧州中央銀行(ECB)も14日、量的金融緩和政策を年内に終了することを決めた。米欧の中央銀行と日銀の間で金融政策の方向性の違いが鮮明になった。

 日銀は、個人消費を「緩やかに増加している」、輸出は「増加基調にある」とし、それぞれ判断を据え置いた。

 4月の消費者物価指数は前年同月比0.7%上昇にとどまり、伸び率が2カ月連続で鈍化した。会合では、景気が堅調にもかかわらず、物価が伸び悩んでいる要因も議論したとみられる。