欧米、金融正常化へ前進 FRB利上げ、ECBは緩和打ち切り議論 (1/2ページ)

FOMC終了後記者会見するパウエルFRB議長=13日、ワシントン(ブルームバーグ)
FOMC終了後記者会見するパウエルFRB議長=13日、ワシントン(ブルームバーグ)【拡大】

 米連邦準備制度理事会(FRB)は13日まで2日間にわたり開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを決め、主要政策金利の上限はリーマン・ショック直後の2008年10月以来9年8カ月ぶりに2%に達することになった。また、欧州中央銀行(ECB)は14日の定例理事会で金融危機対策として導入した量的金融緩和策(QE)の打ち切りに向けた協議を開始。欧米の中央銀行がともに、金融政策の正常化に向けた取り組みを一歩進めた形だ。

 ペース加速方針表明

 FOMCは主要政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0.25%引き上げ、年1.75~2%のレンジに設定した。決定は賛成8、反対ゼロの全会一致だった。利上げは3月に続き今年2度目だ。

 FOMCは声明で失業率が低下し、インフレ率が従来の見通しよりも速いペースで目標の2%に達したため、年内にさらに2回利上げし18年通年では4回の利上げになると表明。前年の3回に比べ利上げペースを加速する方針を示した。

 19年の利上げ回数見通しは前回と同様3回としたが、20年は1回に下方修正した。予想が正しければ、19年末までに政策金利は、景気を刺激も抑制もしないと見込む中立水準を上回ることになる。

 失業率は5月の時点で、当局が前回の集計で年末予想としていた3.8%まで低下してきた。利上げ予測の上方修正は、当局が引き締めをやや急いでいることを示唆している。

続きを読む