サウジ、複数プランを提案 70万バレル増産など 露大統領と協議へ

 石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国による協調減産の終了に向けた道筋をめぐり、サウジアラビアがロシアと他のOPEC産油国との立場の違いを埋めるため、2段階の増産を含む複数のプランをOPEC加盟国に提案したことが、分かった。

 関係者によると、イランとベネズエラ、イラクが強硬に反対し、米政府からも圧力を受ける状況で、サウジは増産への支持拡大に動いているという。22日にウィーンで開催するOPEC総会を控えて、閣僚や各国代表らがサウジのプランを非公式に検討している。

 ロシア大統領府は13日、ロシアのプーチン大統領とサウジのムハンマド皇太子がサッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会の開幕に合わせて、14日にモスクワで会談すると発表した。石油政策を協議する。

 関係者によれば、生産国が増産可能となり次第速やかに日量100万バレル程度を市場に供給することを提案。

 これに対し、サウジのプランには、日量50万バレルの1回だけの増産のほか、50万バレルを直ちに増産し、その後10~12月期(第4四半期)に同程度の増産を行う案や、60~70万バレル前後の増産というアイデアも含まれるという。(ブルームバーグ Grant Smith、Javier Blas)