ウーバーへの出資協議決裂 バフェット氏、規模と条件折り合わず (1/2ページ)

 米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイを率いるウォーレン・バフェット氏が今年に入り米ウーバー・テクノロジーズに30億ドル(約3300億円)を投じる提案をしていたが、出資の規模と条件で折り合わず、両社間の協議が物別れに終わった。関係者が明らかにした。

 この提案で思い起こされるのが、金融危機時にバークシャーが実施した米ゴールドマン・サックス・グループへの50億ドル投資だ。リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻後の2008年当時、超一流の投資家として名高いバフェット氏が苦境に陥っていたゴールドマンに出資し、力を貸した。バークシャーが取得したゴールドマン優先株は最終的に16億ドルを超える利益をもたらし、バークシャーはゴールドマン株を購入できるワラントを通じてさらに利益を増やした。

 配車アプリのウーバーは、企業文化への異論や同社の自動運転車が試験走行中に起こした3月の死亡事故などの危機を乗り越えようとしているさなかだ。バフェット氏はゴールドマンへの投資時と同じような条件をウーバーに提案。同氏からお墨付きと資金を得るウーバーは、その代わりに柔軟な出資条件を受け入れるというシナリオだった。

 ウーバーの広報担当者はコメントを控えた。バフェット氏のアシスタントに取材要請を伝えたが、同氏から今のところ返答はない。

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