トランプ氏がロシアのクリミア併合を正当化? 米報道、ホワイトハウスはコメントせず

G7サミットで議論するカナダのトルドー首相(右)ら各国首脳=9日、カナダ・シャルルボワ(ロイター)
G7サミットで議論するカナダのトルドー首相(右)ら各国首脳=9日、カナダ・シャルルボワ(ロイター)【拡大】

 【ワシントン=加納宏幸】米ニュースサイト「バズフィード」は14日、トランプ大統領がカナダで今月開かれた先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島併合を正当化する発言をしたと伝えた。複数の外交筋の話としている。

 トランプ氏は8日の夕食会で、クリミアでは主にロシア語が使われていることを理由にロシアに属するとの認識を示したとされる。また、「ウクライナは世界中で最も腐敗した国の一つだ」と、他の首脳のウクライナへの支持を疑問視するような発言をしたという。

 これに対し、ホワイトハウスのサンダース大統領報道官は14日の記者会見で、報じられたトランプ氏の発言を承知していないとし、「私的な会話にコメントしない」と述べた。

 サミットでトランプ氏はロシアのサミット復帰によるG8の枠組み再開を主張した。同国のプーチン政権も、ロシア人やロシア語話者に対する権利侵害をクリミア併合やウクライナ東部への介入を正当化する論理として使ってきた。