「A380」2機、エアバス超大型機お荷物に 利用航空会社決まらず

 欧州航空機大手のエアバスが自慢する超大型旅客機「A380」がお荷物になりつつある。リース契約の終わった2機を新たに利用する航空会社を探す交渉が、いずれも物別れに終わったからだ。

 これらのA380を管理するドイツの投資ファンド、ドクター・ピーターズ・グループは株主向け資料で、ブリティッシュ・エアウェイズとイラン航空、ポルトガルのチャーター便専門会社、ハイフライとの交渉が不調に終わったことを明らかにした。フランスのピレネー山麓に置かれている2機は今後2年かけて専門会社により解体され、部品が売りに出されることになりそうだ。

 シンガポール航空は10年間のリース契約終了に伴い2機を返還し、数週間以内にさらに2機を戻す。ドクター・ピーターズは、2017年半ばから新たに契約を結ぶ航空会社を探していた。

 エアバスは最初の2機を解体すべきだというドクター・ピーターズの提案についてコメントを控える一方、「A380の流通市場と運航会社の基盤拡大の可能性に自信を持っている」と、改めて説明した。(ブルームバーグ Tom Lavell、Benedikt Kammel)