ロシアW杯 経済効果 1次突破で株価上昇も

ゴールを決めた本田圭佑=ロシア・エカテリンブルク(甘利慈撮影)
ゴールを決めた本田圭佑=ロシア・エカテリンブルク(甘利慈撮影)【拡大】

  • 前半、同点ゴールを決めた乾貴士=ロシア・エカテリンブルク(撮影・甘利慈)

 サッカーワールドカップ(W杯)ロシア大会で、日本代表が1次リーグを突破すれば、株価押し上げにつながる可能性もある。初戦を飾った19日のコロンビア戦では、翌20日の日経平均株価が大幅反発し、上げ幅は一時、300円を超えた。グループ企業が日本代表の公式パートナーであるキリンホールディングスなどが買われた。

 「注目度や結果が予測を上回るかどうかが株価を左右する。コロンビア戦は苦戦が予想された試合でリベンジを果たしたことで、消費や投資活性化への期待が膨らんだのではないか」。三井住友アセットマネジメントの宅森昭吉チーフエコノミストは解説する。

 過去にもサッカーの試合結果が株価に影響したとみられるケースがある。平成9年、日本代表が初めてW杯出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」翌日は、北海道拓殖銀行の経営破綻が発表されたが、平均株価は約1200円も上昇した。

 一方、24日のセネガル戦は引き分けた。これを受け、25日の平均株価は前日より180円近くも下げ、3大会連続の得点を決めた本田圭佑選手と契約するミズノ株も売られた。

 宅森氏は「セネガル戦は視聴率からみても関心度が落ちており、1次リーグ突破が持ち越しになった反動もあって貿易摩擦などの悪材料を払拭できなかった」と分析した上で、「株価上昇のためには、欲を言えば4強入りし、できれば勝って終わってほしい」とエールを送っている。(佐久間修志)