【高論卓説】サウジ・ロシア石油枢軸 イラン困惑、さらに影響力後退か (3/3ページ)

 代わって登場したのが、サウジとロシア主導によるOPECを超えた「拡大OPEC」による産油量調整(抑制)を通じた原油価格立て直しの動きである。特に、その過程で明確になったのが、OPECの盟主サウジと非OPECの石油・ガス大国ロシアとの緊密な協調である。果たして、新たに生まれたサウジとロシアがOPECを先導する「露OPEC」、「ROPEC」の時代が、国際石油市場にどのような影響を与えることになるのか注目したい。

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【プロフィル】畑中美樹

 はたなか・よしき 慶大経卒。富士銀行、中東経済研究所カイロ事務所長、国際経済研究所主席研究員、一般財団法人国際開発センターエネルギー・環境室長などを経て、現在、同室研究顧問。66歳。東京都出身。