フィアット組合、Cロナ獲り大金投資に抗議 「雇用拡大に回せ」

ロナルド=ソチ(ロイター)
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 サッカーのポルトガル代表クリスティアノ・ロナルド選手の移籍でイタリアのユベントス・フットボール・クラブが計1億1200万ユーロ(約145億円)を支払う合意に抗議し、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の同国南部の組合がストライキを呼び掛けた。

 フィアットとユベントスのオーナーはいずれも、アニエリ一族。

 組合はスペインのレアル・マドリードから移籍するロナルド選手への大金を自動車生産で雇用拡大する投資に回せるのではないかと主張している。組合のUSBラボロ・プリバートは発表文で、フィアットと労働者が「大きな経済的犠牲を続ける中で、会社側が選手1人の獲得に何億ユーロも使うのは許されない」とし、イタリア南部のメルフィ工場で15日午後10時から17日午後6時までのスト実施を呼び掛けた。

 ユベントスは10日、ロナルド選手に移籍金として1億ユーロ、4年契約での追加手数料として1200万ユーロを支払うことで合意。アニエリ一族は90年以上、ユベントスのオーナーで、64%を保有する持ち株会社エクソールを通じてフィアットとフェラーリの経営権を持つ。(ブルームバーグ Sonia Sirletti、Joao Lima)