ブルガリア、ユーロ圏入り希望 財務相会合は歓迎

 ブルガリアが通貨ユーロへの加盟に向け、条件となる仕組み「為替相場メカニズム」への参加を希望したことが12日明らかとなった。ユーロ圏財務相会合が公表した声明で、参加に向けて必要な条件を整えるというブルガリアの意向を歓迎した。

 現在19カ国が採用するユーロの加盟までには数年以上の時間がかかるとみられる。満たすべき条件が多く、手続きが容易には進まない可能性もある。

 ブルガリア政府は財務相会合に書簡を提出。2019年7月までに同メカニズムと銀行同盟へ参加したいとの意思を表明した。欧州中央銀行(ECB)と緊密に連携し銀行監督を強化するといった施策を今後数カ月で実行するとした。

 ブルガリアの現在の通貨はレフ。為替相場メカニズムは、参加国の自国通貨とユーロを一定の変動幅に収める仕組みだ。(共同)