アリババ、対米投資を縮小 トランプ政権、案件審査を厳格化 (2/2ページ)

 アリババに早い時期から投資していたGGVキャピタルのマネジングパートナー、ハンス・タン氏は「現在の環境を踏まえると、CFIUSの反対を招かずに何に投資できるのかまだ分からない」と指摘。その上で、「歓迎されるところに行くのは理によりかなっている」と話す。

 米国でのアリババの優先事項は、米消費者を狙ってアマゾン・コムなどと競争するのではなく、アリババの巨大なインターネット市場を使って中国の消費者に商品を販売するよう米企業を誘導することだった。アリババは、新たな技術やトレンドについて学べる米国のスタートアップ企業や、アジアで中核の電子商取引事業を補完できる企業を求めている。

 アリババはアジア投資に再び軸足を移しつつある。最近になって米国を避けている中国企業はアリババだけではない。ローディアム・グループによれば、今年1~5月期の中国の買収・投資は92%減少し7年ぶりの低水準となった。(ブルームバーグ Selina Wang)

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