露、W杯で消費5632億円増 6、7月見込み 閉幕後の反動懸念 (1/2ページ)

モスクワ市内でサッカーW杯ロシア大会の公式マスコット「ザビワカ」を売る男性(AP)
モスクワ市内でサッカーW杯ロシア大会の公式マスコット「ザビワカ」を売る男性(AP)【拡大】

 サッカー・ワールドカップ(W杯)でお祭りムードのロシアでは、財布のひもを緩めたサッカーファンのおかげで小売業者や飲食店、バーが活気づいている。バンク・オブ・アメリカ(BOA)は、ロシアで6、7月にW杯関連の消費が50億ドル(約5632億円)程度増えると見込んでいる。

 プーチン大統領が準備に110億ドルを投じたロシア大会は、効率的な大会運営が称賛され、何十万人のビジターを集めた。またロシア代表チームが健闘し、予想外の準々決勝進出を果たしたことも国内サポーターを大いに盛り上げた。

 モスクワで飲食店を経営するダグ・スティールさんは「試合日の売り上げは通常の週末夜の4倍に上り、9割方ビールだ」と話す。スティールさんの店はW杯期間、ファンのたまり場となり「完全なカオスだ」とうれしい悲鳴を上げる。

 BOAのエコノミスト、ウラジーミル・オサコフスキー氏は、W杯効果によりロシアでは6、7月に「国内旅行はもちろん、小売売上高、インターネットやモバイル通信など有料サービス」といった大会関連の個人支出が50億ドル程度増える可能性があると指摘。ロシア経済全体に及ぼす効果は「かなり小さい」ものの、「W杯のプラスの影響は合計で月次国内総生産(GDP)を約1%押し上げ、これが第2、第3四半期に二分される」と予想する。

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