米企業、平均2割増益も 4~6月決算スタート 貿易摩擦影響は数カ月後 (1/3ページ)

ニューヨーク証券取引所(NYSE)のトレーダーら。米企業は貿易摩擦の影響に身構えながらも好業績に沸いている(ブルームバーグ)
ニューヨーク証券取引所(NYSE)のトレーダーら。米企業は貿易摩擦の影響に身構えながらも好業績に沸いている(ブルームバーグ)【拡大】

 米企業の2018年4~6月期の決算発表シーズンが13日幕を開けた。ブルームバーグのまとめによると、米中間の貿易摩擦が激しさを増す中、海外売上高比率が高いハイテクや素材を中心に好調な業績発表が相次ぎ、前年同期比で平均約2割の増益となる見通しだ。貿易摩擦の影響が米企業の業績に本格的に波及するのは数カ月後とみられている。

 ハイテク、素材好調

 4~6月期はトランプ米大統領が挑んだ貿易戦争に大きな影響を受ける業種で好調な業績が見込まれている。ハイテク、素材、エネルギー銘柄で最も良好な利益が見込まれている。

 貿易摩擦が投資利益を抑制する可能性がある一方、利益予想にはほとんど影響していない。アナリストは予想を引き上げ、4~6月期は20%増益を見込む。これは2011年以降で今年1~3月期に続き2番目に高い増益率だ。

 ニューブリッジ・セキュリティーズのチーフマーケットストラテジスト、ドン・セルキン氏は「貿易をめぐる懸念は無視されるべきではないが、貿易戦争の影響がすぐに出てくることは恐らくないだろう。アナリストらは『次の1~2四半期で状況は変わる可能性はある。ただ、4~6月期では、貿易の影響を受けやすい企業やセクターが好調』とみて予想を引き上げているようだ」と話す。

 半導体製造で中国の工場に依存する企業が多いハイテク部門の指数は6月に最高値を更新して以後、横ばいで推移している。

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