【マーケット トレンド】東京円相場 貿易摩擦の行方にらむ展開

 東京外国為替市場の円相場は、貿易摩擦の行方をにらんだ展開となりそうだ。市場では、1ドル=110円近辺から112円台半ばで推移するとの見方が出ている。今週は、米ワシントンで9日(日本時間10日)に開かれる日米の新たな貿易協議が焦点。トランプ米政権の保護主義的な姿勢が強まれば、投資リスクの回避に向けて安全資産とされる円を買う動きが加速しそうだ。外為ブローカーは「長期金利の動向も目が離せない」と指摘した。