中国全土で大雨続発 今月も要注意

福建省霞浦県は7月、台風8号「マリア」で大きな被害を受けた(中国新聞社)
福建省霞浦県は7月、台風8号「マリア」で大きな被害を受けた(中国新聞社)【拡大】

  • 江西省泰和県は7月上旬、大雨による洪水に見舞われ、約30万6000人が被害を受けた。道路や橋、農作物も被害を受け、直接的な経済損失は4億1000万元(約66億9100万円)と試算されている(中国新聞社)

 中国気象局によると、今年に入って以来、中国の気候は変動が大きい。台風の発生や気温が高くなる日が多く、北部では降雨量も増えている。

 7月22日までのデータでは、4月以来で20回の大雨があり、平均降水量は306.7ミリメートルと通年と比べて著しく多い。北京市は7月15~17日にかけ、降水量100ミリ以上の大雨が市内面積の45%を覆う、今年最大の降雨に見舞われた。全国各地で降水量は増えており、四川盆地西部や黒竜江省南部、甘粛省東部の一部地域は数倍となっている。

 太平洋西北部と南シナ海では例年より多くの台風が発生し、これまでに4つが中国に上陸。台風8号「マリア」は、7月に福建省に上陸した最も強い台風となった。台風10号「アンピル」は北に進み、黄淮(わい)(河南省中部、安徽省中北部など)、華北、東北は風雨に見舞われた。

 4月以降、対流が活発になる天気も度々あり、華北東部、黄淮、西南地区、長江中・下流域など広範囲で激しい雷雨や強風、雹(ひょう)、大雨など荒れた天気となった。華北東部、黄淮中部、江南、華南、重慶などは高温日数が10日ほど多く、一部では干魃(かんばつ)が起きた。

 国家気候センターは、8月は中国の南北で雨が多くなる地域があるほか、引き続き多くの台風が発生し、中国に上陸するものは比較的強いものになると予測する。(中国新聞社)