【山本隆三の快刀乱麻】EV、PV…株式投資、どちらが有利か (2/5ページ)

 加えて、中国政府が5月31日に太陽光発電の固定価格買取制度(FIT)の大幅見直しを発表し、即日で適用。これにより中国市場でも太陽光発電設備の導入に急ブレーキがかかり、今年の導入量は当初見込みより約40%落ち込むとみられている。

 この制度変更により、過剰といわれているパネル供給量がさらに過剰になり、価格は30%下落するとの予測も出ている。

 EVとPVの株式相場は今後どうなっていくのだろうか。株価の予測は難しいが、現状を振り返れば、ヒントがあるかもしれない。

 5月に日本支社を開設したことでも話題になったCATL社は、全株式の10%(2億1700万株)を上場することにし、売り出し価格を1株25.14元(約420円)に設定。ファンドマネジャーの購入希望量が公開株数の537倍に達したとも報道され、過熱気味の公開となったが、上場初日の6月11日から同21日まで休日を挟んで連日のストップ高となり、同22日の株価は70.54元と売り出し価格の2.8倍まで高騰した。

中国福建省寧徳市にあるCATL (ブルームバーグ)

中国福建省寧徳市にあるCATL (ブルームバーグ)

 リストラ好感

 売り出していない株式も含めたCATLの市場価値は約1500億元(約2兆5000億円)に達している。創業者の曽会長の持ち株比率は26%で、資産額は6500億円に達している。12%を保有するデービッド・ホアン副会長の資産額も3000億円だ。

株価上昇の背景