ロボットがバンカー駆逐か スウェーデン、ノルデア銀行の動きならい他行も自動化急ぐ

スウェーデンのノルデア銀行本店(ブルームバーグ)
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 スウェーデンのノルデア銀行は、2018年4~6月期(第2四半期)末の人員数が前年同期比2500人(8%相当)減少した。その結果4~6月期の総コストは11%低下、営業利益は31%増加した。

 同行のカスペル・フォンコスクル最高経営責任者(CEO)は、10年後の銀行業界では人間の従業員が現在の半数になると予想し、競争力を維持するために自動化が唯一の方法だと論じている。

 世界で最もハイテク化が進んだ国の一つであるスウェーデンでも、SEBとスベンスカ・ハンデルスバンケン、スウェドバンクの3行はテクノロジー導入の必要性を認めながらも、人間をロボットで置き換える度合いについてはノルデアほど過激な考えではなく、人員削減もより緩やかだった。

 しかし、ノルデアのコスト削減が奏功し利益も株価も押し上げたのを目の当たりにした他行は、より多くの業務でより速く自動化を進めようとし始めた。SEBのヨハン・トルゲビーCEOは今では、「自動化できるものは全て自動化する」と話した。

 従来は支店閉鎖と自動化に慎重だったスベンスカ・ハンデルスバンケンのアンデシュ・ボビンCEOも、デジタル化は銀行業務を効率化するとして「事業開発と効率向上のための戦略的取り組み」を経営幹部に求めている。(ブルームバーグ Niklas Magnusson)