欧米人、古墳で呼び込め 世界文化遺産の登録みすえ大阪・堺市が和歌山・高野町とタッグ (1/3ページ)

 来年の百舌鳥(もず)・古市(ふるいち)古墳群(堺市、大阪府羽曳野市、藤井寺市)の世界文化遺産登録を目指す堺市は、欧米人気の高い世界文化遺産・高野山のある和歌山県高野町と連携し、早ければ今秋から観光誘客プロジェクトに乗り出す。9割以上を占めるアジアからの観光客に加え、新たに欧米からの観光客を取り込み、インバウンド(訪日外国人)需要を底上げすることが狙いで、市の担当者は「さらなる観光客増加につながれば」としている。(江森梓)

 連携の背景にあるのは、堺市を訪れる欧米からの観光客が極端に少ない現状だ。平成29年に堺市で宿泊した外国人観光客数は24万人を超えるが、うち9割以上の約22万4千人が中国や韓国などのアジアからの観光客。欧米やオセアニアからの観光客は全体の約4%にとどまっている。欧米における知名度不足が原因とみられており、今年6月に竹山修身(おさみ)市長がドイツの世界遺産を視察した際は、在フランクフルトの日本総領事など地元関係者らに観光プロモーションの協力を要請している。

高野山の視察がきっかけ