欧米人、古墳で呼び込め 世界文化遺産の登録みすえ大阪・堺市が和歌山・高野町とタッグ (3/3ページ)

 日本文化体験 ニーズとマッチ

 平成16年に高野山を含む「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界文化遺産に登録されて以降、和歌山県高野町の外国人宿泊者数は、16年の1万530人から29年には8万4333人と飛躍的に伸びている。

 このうちの9割を欧米やオセアニアからの観光客が占めており、中でもフランスのミシュランが発行する観光ガイドが高野山に「三つ星」をつけたことからか、仏からの観光客は16年の726人から29年には1万3437人と急増した。

 観光庁がまとめた29年の訪日外国人の消費動向で、日本の歴史・伝統文化体験を行った割合は、イギリス79.5%▽オーストラリア67.1%▽中国20.9%▽韓国10.5%-など。欧米やオセアニアがアジア諸国に比べても高い数字を示すことからもわかるように、宿坊などの日本文化が体験できる高野山が、欧米やオセアニアからの観光客のニーズとマッチしたともいえる。

 堺市でも古墳めぐりに加え、茶の湯体験など日本文化が体験できる施設が多くあることから、市観光企画課の担当者は「高野町にならい、欧米やオセアニアの方々にアピールしたら、もっと来ていただけると思う」と連携に期待を込めている。