小型スーツケースの機内持ち込み客増加 対応に苦慮、基準見直しも (1/2ページ)

成田空港で小型スーツケースを引く乗客=6日
成田空港で小型スーツケースを引く乗客=6日【拡大】

 格安航空会社(LCC)の台頭などを背景に、客室内に持ち込める小型のスーツケースが人気を集めている。荷物の預け入れに追加料金が必要なLCCの利用者や受取時間を省きたいビジネス客から選ばれ、メーカーも品ぞろえを拡充する。一方、収納棚は限られ、乗客間のトラブルや遅延も発生。航空会社は持ち込み基準を見直すなど対応に苦慮している。

 お盆休み前の7月末、東京の東急ハンズ新宿店。2階の売り場には80種以上のスーツケースが並ぶ。買い物客は客室に持ち込める基準内のサイズかどうかを専用ゲージで確認していた。売り場担当の小林伸介さん(45)は「ここ数年で小型のスーツケースの取り扱いが増え、売り場の約3割を占めている」と話す。

 日本の多くの航空会社は、100席以上の機体への持ち込み基準を3辺の合計が115センチ以内、さらに各辺は55センチ、40センチ、25センチ以内と設定。重さは会社ごとに7キロか10キロ以内などと定めている。

 バッグメーカーのエース(東京)は、基準に合わせてスーツケースを開発し、持ち込めるサイズの売り上げは年々増加。2018年上半期は、前年同期比で10%以上増えた。

“LCCならではのニーズ”も影響か