空飛ぶ電車、翼は着脱式 「筒型車両」と合体、フランスの新興企業が売り込み (2/2ページ)

 リンク・アンド・フライの大きさや想定運航用途は、エアバスの中・短距離旅客機A320と同様の設計で、短距離航路を162人の乗客を乗せて運航する。座席を取り外して貨物輸送にも利用できる。取り外し式の翼の翼幅は約49メートル、全長は34メートル、全高は8メートルだ。エンジンは上部に固定される。

 米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズが「空飛ぶタクシー」構想を推進し、米IT大手グーグルの共同創業者、ラリー・ペイジ氏が出資する新興企業キティー・ホークは1人乗り電動航空機の開発を進めるなど、ハイテク各社が既成概念を打ち破るようなアイデアを相次いで発表する中、航空機メーカーも迎撃を開始。エアバスは未来の交通を担う部門を新設し、ボーイングは個人用飛行装置ジェットパックの分野に進出している。

 株価30%余り上昇

 アッカの時価総額は約12億ユーロ(約1520億円)で、リッチ氏が筆頭株主だ。顧客は同社のエンジニアをプロジェクトベースでコンサルタントとして雇える。アッカは2008年に自動運転車の構想を打ち出し、14年には仏複合企業体グループ・ダッソーの傘下のハイテク企業ダッソー・システムズと組んで自動車メーカーにサービスを提供した。株価は今年に入り30%余り上昇している。

 リッチ氏は「航空機はさらに効率アップを図り、環境汚染や騒音を低減する必要がある」と指摘。「当社の役割は顧客に未来の技術を指し示すことだ」と述べた。(ブルームバーグ Marie Mawad、Ania Nussbaum)