【マーケット トレンド】東京円相場 米中摩擦と露疑惑の行方に注目

 東京外国為替市場の円相場は、米中の貿易問題の行方や米国の追加利上げの動向をにらむ展開になりそう。1ドル=110円近辺から112円台半ばで推移するとの見方が出ている。前週は、トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ政策に不満を示し米長期金利が低下。東京市場は一時約2カ月ぶりの円高水準となった。今週は、引き続き米中貿易摩擦の行方が注目。ロシア疑惑をめぐるトランプ政権への懸念が強まれば円高ドル安の要因になり得る。