白馬など5カ所でドローン配送実験 国交省・環境省が選定

 国土交通省と環境省は27日、山間部での小型無人機ドローンを使った荷物配送の実験地域として福島県南相馬市、埼玉県秩父市、長野県白馬村、岡山県和気町、福岡市の5カ所を選んだと発表した。荷物が少なく配送先が分散する過疎地の物流効率化を検証する。事業者と自治体による各地の協議会が飛行ルートを設定し、年内をめどに実証実験を行う。

 各地域で300万円を限度に経費を補助する。白馬村ではスキー場から約1キロ離れた山荘まで食料品や登山客の荷物などを輸送。和気町では買い物宅配サービスの拠点から、客の自宅に近い公民館や集会所に配送する。

 全国14地域が応募し、実験実績などを考慮して選んだ。