米特許取得、女性・有色人種に高い壁 (1/4ページ)

3月の国際女性デーにニューヨークで行われたデモ。女性たちが賃金の平等などを求めた(ブルームバーグ)
3月の国際女性デーにニューヨークで行われたデモ。女性たちが賃金の平等などを求めた(ブルームバーグ)【拡大】

 有色人種の女性、とりわけ黒人やヒスパニック系はこの20年にわたって女性経営者による企業の増加を牽引(けんいん)する一方、白人女性や男性に比べて米国で特許を得られる可能性は低い-。米ワシントンを拠点とする女性政策研究所(IWPR)は、新たにまとめた調査報告書でこう指摘した。

 7月末に公表された報告書によると、米特許商標庁が発行した特許件数のうち、出願者に女性発明者を含む割合は全体の19%以下であることが分かった。IWPRは2015年のデータを基に分析した。

 「男性より知的財産権を保持することが少ないにもかかわらず、女性が経営する企業は革新的事業を展開し、概してその割合は男性が経営する企業と少なくとも同等である」と報告書は述べている。

 有色人種の女性を牽引役として、女性起業家は増加傾向にある。同報告書によれば、女性が経営する企業は1997年の84万7000社から2015年には110万社に増えた。しかもこの伸びの3分の2以上が、非白人女性の運営する企業によってもたらされたことも明らかになった。

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