米特許取得、女性・有色人種に高い壁 (2/4ページ)

 とはいえ特許をめぐる格差問題は「マイノリティー、特にアフリカ系とヒスパニック系の女性にとって最も厳しい状況だ」と、カードーゾ・グーグル特許多様性プロジェクトのディレクター、ジーン・カーティス氏は語る。米グーグルが一部出資する同プロジェクトは、米国での女性やマイノリティーへの特許発行件数増加に取り組んでいる。

 事業成功阻むと警鐘

 「イノベーションは、現代社会が直面する最も差し迫った課題への解決策を見いだすための手法だ」と、今回の報告書の共同著者の一人、ジェシカ・ミリ氏は話す。性別や民族に関わらず、あらゆる集団からの発想力なしではいくつかの問題は見過ごされ、「ごく一部の人のための解決策しか得られない」と指摘する。

 知的財産権は発明の創作者に一定期間の権利保護を与えるものだ。知的創造活動の成果に対して特許を付与することは、イノベーションに好意的な雰囲気を育み、競争優位性が確保され、製品開発に向けた意欲向上に役立つと報告書は述べている。この報告書はまた、特許とビジネスの成功との関連性を示している。それゆえ、特許保持者に占める女性比率の少なさは「自らの潜在能力をフルに発揮することを阻みかねず、厄介な問題だ」とミリ氏は警鐘を鳴らす。

続きを読む