米特許取得、女性・有色人種に高い壁 (3/4ページ)

 女性の就労は拡大したものの不公平な状況に置かれ続け、STEM(科学・技術・工学・数学)分野においてはいまだ少数派だ。特許が多く生まれる傾向にあるSTEM分野での女性の存在感の希薄さは、特許格差拡大の主因となってきた。

 女性は米労働人口のほぼ半分を占めるが、STEM関連産業で働く女性の割合は29%でしかない。同比率は白人女性では5%未満、黒人女性は2.8%未満、米先住民女性は2.3%だ。

 固定観念や偏見要因

 女性を歓迎しないこうした業界の風潮には、多くの要因が影響している。その一つが女性の役割に対する固定観念だと、アジア系米国女性として初めて米特許商標庁長官を務めたミシェル・リー氏は語る。

 「コンピューター科学者やプログラマーとして働く女性のイメージに、かっこよさが加わるようになったのはごく最近だ」とリー氏は説明する。同氏は在職中、特許の男女格差解消に向けた複数のプロジェクトを立ち上げた。ガールスカウト会員のイノベーション精神を育むため、新たに「知的財産権ワッペン」を設けたのはその一つだ。

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