インドで過去最悪の水資源危機 20年までに21都市で地下水枯渇を予想、1億人が影響 (1/2ページ)

徒歩で水を運ぶ女性。インドは深刻な水危機に直面している=中央部マハラシュトラ州(ブルームバーグ)
徒歩で水を運ぶ女性。インドは深刻な水危機に直面している=中央部マハラシュトラ州(ブルームバーグ)【拡大】

 インドは、過去最悪の水資源危機に直面している。政府の政策立案機関NITIアーヨグによれば、約6億人が深刻な水不足に直面しており、安全な水を利用できずに死亡する人々が年間20万人にも及ぶとされる。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが報じた。

 NITIアーヨグが取りまとめ、ニティン・ガドカリ資源・河川開発・ガンジス川再生相が発表したリポート「複合水管理指数(CWMI)」によれば、水危機は悪化の一途をたどる見通しだ。同リポートは「2030年までにインドでは水の需要が供給量の2倍に達する。数億人が深刻な水不足に直面し、インドの国内総生産(GDP)は6%押し下げられる」と予想した。

 また、インドの水の7割近くが汚染されており、水質指数でインドは世界122カ国・地域中120位だと指摘した。さらに、ダルバーグ・アナリシスや国連食糧農業機関(FAO)、国連児童基金(ユニセフ)など外部機関のデータを引用し、30年までに人口の40%が安全な飲用水を飲めなくなるほか、20年までに首都ニューデリー、南部ベンガルール、同ハイデラバードなど21都市で地下水が枯渇し、1億人が影響を受けると予想している。

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