「技術者バービー」が示す多様性 (1/4ページ)

 米玩具大手マテルが発売したバービー人形の最新バージョン、「ロボティクス・エンジニア・バービー」は、実験用の白衣を着てメガネをかけたロボティクス技術者だ。おしゃべり機能のついた1992年発売のバービーが「数学の授業って大変!」と話していたことを思い出すと、隔世の感がある。同社は少女たちが新しい職業を目指すことを後押しすると宣言しており、ロボティクス・バービーの誕生も、その姿勢に沿うものだ。

女の子のおもちゃの定番、バービー人形。時代に合った新モデルが追加されている(ブルームバーグ)

女の子のおもちゃの定番、バービー人形。時代に合った新モデルが追加されている(ブルームバーグ)

 女性の職業人生充実

 今年2月、メイカーズ・ドット・コムが開催した女性の多様性に関する会合では、マテルのシニア・バイス・プレジデントのリサ・マクナイト氏を含む40人の女性企業幹部がステージに上がり、女性の職業人生を充実させるためのさまざまな施策に取り組むことを宣言した。マクナイト氏は、今年中に10種類の職業のバービー人形を発売することを約束。広告会社UMは組織のあらゆる階層で有色人種の女性の人数を2倍に増やすこと、リンクトインは育児休業後に復帰した女性たちのための指導・支援プログラムを追加することを約束した。

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