アリババ、露事業に有力足場 メール・ルーなどと20億ドル合弁合意

ロシア企業との提携協議に臨むアリババの馬会長兼CEO(左から2人目)=11日、露ウラジオストク(ブルームバーグ)
ロシア企業との提携協議に臨むアリババの馬会長兼CEO(左から2人目)=11日、露ウラジオストク(ブルームバーグ)【拡大】

 中国インターネット通販大手アリババグループは11日、ロシア政府を後ろ盾とするファンドや同国資産家アリシェル・ウスマノフ氏率いるメール・ルー(Mail.ru)グループと組み、20億ドル(約2230億円)規模の合弁会社を設立することで合意した。

 ロシアで電子商取引事業を拡大する狙いがある。

 アリババはロシア直接投資基金(RDIF)、メール・ルーと合弁会社「アリエクスプレス・ロシア」を設立する。合弁会社はロシア勢が合わせて株式の過半数を持つ。

 アリババはロシアで展開するネットショッピングモール「天猫(Tモール)」と「アリエクスプレス」を合弁に編入し、合弁の24%株を取得する。その見返りにウスマノフ氏は10日終値で約4億8600万ドル相当に上るメール・ルーの10%株をアリババに譲渡する。

 世界事業を着実に拡大させているアリババは、ロシアで最も人気の高いSNS(交流サイト)2つを通じてメール・ルーの幅広いユーザーにアクセスできるようになる。(ブルームバーグ Ilya Khrennikov、Dina Khrennikova)