【ニュースレビュー】9.9~15 海外

 ■アリババの馬会長が来年退任

 中国IT大手のアリババグループは10日、1年後に馬雲会長が会長職を退き、張勇・最高経営責任者(CEO)が引き継ぐと発表した。後継者を早めに指名し急なトップ交代による経営の混乱を避ける狙い。馬氏は圧倒的なカリスマ性でアリババを世界的な企業に成長させた。

 ■日本のヤフー株を全て売却

 米検索大手ヤフーを前身とする投資会社アルタバは10日、保有する日本のヤフー株の全株式を売却すると発表した。アルタバはヤフー株を20%超保有し、筆頭株主のソフトバンクグループに次ぐ第2位の株主。アルタバは今年3月末時点でヤフー株を35.6%保有している。

 ■英中銀総裁の退任延期

 英政府は11日、中央銀行イングランド銀行のカーニー総裁の退任時期を2020年1月末まで延期すると発表した。これまでは19年6月末に退くとしており、7カ月延ばすことになる。英国は19年3月に欧州連合(EU)からの離脱を予定しており、経済の混乱を抑える狙いがある。

 ■グーグル配信に使用料要求

 欧州連合(EU)欧州議会は12日、米グーグル傘下のユーチューブなどの巨大ネット企業が通信社のニュースにリンクを張ったり、動画などのコンテンツをネットで配信したりする場合、公正な使用料を著作権を持つ提供者に支払うことを柱とした著作権法令改正案を可決した。

 ■アップルが新アイフォーン

 米アップルは12日、主力製品のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の新型を発表した。シリーズ最大となる6.5インチの高精細画面を備えた「XSマックス」など3機種。大画面化で高級化路線を一段と進める。「アップルウオッチ」の新製品も発表した。

 ■欧州中銀、成長予測下げ

 欧州中央銀行(ECB)は13日、最新のユーロ圏経済予測を公表した。2018年の実質域内総生産(GDP)成長率の見通しを2.0%とし、6月時点の2.1%から下方修正。19年も引き下げた。貿易摩擦などで域外の需要が弱まったため。金融緩和策は現状維持を決めた。

 ■トルコ中銀、24%に利上げ

 トルコ中央銀行は13日、金融政策決定会合を開き、主要政策金利を17.75%から24%に引き上げることを決めた。利上げは6月以来。通貨リラ安や物価上昇が深刻化する中、金融引き締めに踏み切った。一方、エルドアン大統領は利上げに否定的な考えを表明していた。

 ■VW、ビートル生産を来年終了

 独フォルクスワーゲン(VW)の米国法人は13日、小型車「ビートル」について、主力工場があるメキシコでの生産を2019年に終了すると発表した。電気自動車製造に軸足を移す。ナチス・ドイツの国民車構想に基づき1938年に初代が誕生して以来、約80年の歴史に幕を下ろす。