「液体の金」偽装で甘い蜜 NZ産マヌカハニー、生産量以上に流通 (1/4ページ)

 「液体の金」と呼ばれるニュージーランド産の蜂蜜「マヌカハニー」が食品偽装問題で揺れている。その希少性から価格は高く、市場に出回る偽物も少なくない。さらに、純度をめぐり消費者から集団訴訟も起きており、関係者は頭を痛めている。

 マヌカハニーはニュージーランド原産のマヌカの木の花から採れる蜂蜜で、高い抗菌活性力を持つことから健康食品として注目を集めている。外傷ややけどの治癒や消化促進、美肌効果などもある。人気はここにきてうなぎ上りで、中国の調査会社QYリサーチによると、2012~16年の間に需要は33.5%伸びている。

 消費者が集団訴訟

 偽装問題は7月に起こった。オーガニック系スーパーマーケットのトレーダージョーズが“偽物”のマヌカハニーを販売していたとして、カリフォルニア州オークランドで3人の消費者が集団訴訟を起こした。純度100%のマヌカにプレミアム(割増価格)を支払ったのにもかかわらず、調べてみると純度はせいぜい62.6%だったと主張している。

 今年上半期は食品絡みで予期せぬ犯罪が相次いだ。8月中旬には米ジョージア州で大型トレーラーから9万8000ドル(約1100万円)相当のラーメンが盗まれた。チリでは長引く干魃(かんばつ)でアボカドの需要が高騰し、生産者を白昼堂々、生産武装集団が襲撃する事件が発生した。ニュージーランドでも果物の窃盗が問題となり、果樹園に警報システムが導入された。

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