「液体の金」偽装で甘い蜜 NZ産マヌカハニー、生産量以上に流通 (2/4ページ)

 マヌカハニーの偽装問題をめぐり、米ABC放送の朝の情報番組「グッド・モーニング・アメリカ(GMA)」が8月に検証に乗り出した。GMAはスィートウォーター・サイエンス研究所と協力して、多数の広く知られたブランドの純度を確認する検査を実施している。

 「安価なら疑え」

 マヌカハニー業界の有力企業、コンビタの北米事業担当バイスプレジデント、コーリー・ブリック氏は「マヌカハニーは高価な商品だ。安価なマヌカハニーが世の中に出回っていれば、疑う根拠になる」と話す。

 コンビタの商品の価格は23~150ドルで、価格の差はUMF(ユニークマヌカファクター)というニュージーランドUMF協会が定めるマヌカハニーの等級による。効能の成分の強さにより、等級は「5+」「10+」「15+」「20+」の4つに分かれており、「20+」が最も高額となる。

 コンビタのようなマヌカハニーの生産者にとって問題は、需要に対応するだけの量を生産できないことにある。マヌカハニーが採れるマヌカの木の開花期は年に2~3週間しかない。ブリック氏は「毎週注文を断るのはもどかしい」と心情を明かす。

 ニュージーランド第一次産業省(日本の農林水産省に相当)は14年にマヌカハニーの生産量と販売量が釣り合っていないことを認めている。同省は当時、“マヌカ”と表示された蜂蜜が1万トン余り販売されている一方で、マヌカハニーは1700トンしか生産されていないことを明らかにしていた。

続きを読む