「液体の金」偽装で甘い蜜 NZ産マヌカハニー、生産量以上に流通 (3/4ページ)

 ■もうけ話には「悪い虫」も

 希少性の高い商品は高価だ。コンビタのブリック氏が以前あった出来事を話してくれた。「倉庫で最上段の棚から20+の瓶をトラックの荷台に移したときのことだ。運転手がちょっと当てにならない様子だったので、こう言ったんだ。『ストレスをかけないでくれ。アストンマーチン程度の価値なんだ』とね」

 30年前にマヌカハニーの米国への輸入を始めたパシフィック・リサーチ・インターナショナル(PRI)のデービッド・ノールCEOは、「マヌカには悪い輩がたくさん寄ってくる。もうかるものがあれば常に、好ましからざる品が侵入してくる」と懸念を示す。

 PRIは今年、いくつかのマヌカハニーの品質を査定するために、英フェーラ・サイエンスに独自検査を依頼。この検査で疑惑が浮上したブランドの一つが、ウェダースプーン・オーガニックUSAだった。ノールCEOによれば、ウェダースプーンはコストコが取引を停止した蜂蜜取り扱い業者2社の一つで、まだ店頭に商品はあるものの、コストコは在庫を入れ替えているところだという。

 ノールCEOは「ウェダースプーンは要件を満たしていなかった。粗悪な蜂蜜だとは言わないが、本物のマヌカではない」と断言した。

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