東証続伸、米株上昇を好感 一時8カ月ぶり高値

 19日午前の東京株式市場は、前日の米国株の上昇を好感した買い注文が先行し、日経平均株価は続伸した。上げ幅は一時300円を超え、取引時間中として1月下旬以来約8カ月ぶりの高値を付けた。

 午前9時15分現在は前日終値比326円94銭高の2万3747円48銭。東証株価指数(TOPIX)は20・54ポイント高の1780・42。

 米政権が公表した中国製品への追加関税第3弾が市場予想の範囲にとどまったとして、18日の米ダウ工業株30種平均は反発。東京市場はこの流れを引き継ぎ、朝方から幅広い銘柄が買われた。中国政府による報復措置の発表も想定内と受け止められた。

 市場では、短期的な利益の確保を狙う海外ヘッジファンドが買いを主導しているとの見方が多い。