ミャンマー 農作物輸出、6年で3倍に 16年に154億円 (1/2ページ)

市場に野菜を運ぶ女性。ミャンマーは農作物の輸出が急速に拡大している=最大都市ヤンゴン(ブルームバーグ)
市場に野菜を運ぶ女性。ミャンマーは農作物の輸出が急速に拡大している=最大都市ヤンゴン(ブルームバーグ)【拡大】

 ミャンマーは、野菜や果物など農作物の輸出が急速に拡大している。農業・畜産・灌漑(かんがい)省によれば、農作物の輸出額は2016年に1億4000万ドル(約154億円)に達し10年の3倍近くに伸びた。現地紙ミャンマー・タイムズが報じた。

 農業・畜産・灌漑省のラー・チョー副大臣によれば、主要輸出産品はスイカやメロン、マンゴーなどの果物やトウガラシ、ショウガ、カルダモンシードなどの香辛料、白ゴマ、黒ゴマや豆類などで、中国や韓国、インド、欧州などに輸出された。

 チョー副大臣は「ミャンマーでは18~42%の農作物が無駄になっている」と指摘し、最新のポストハーベスト(収穫後)技術の導入が農家の生産性向上につながるとの見通しを示した。農作物の無駄は、主に市場への出荷時に発生している。このため、輸送中に農作物の鮮度を維持するポストハーベスト技術の導入が必要だという。

 ミャンマーには現在、ポストハーベスト技術の研究施設が2つある。一つはバゴー管区にある政府系研究機関で、もう一つは昨年5月に首都ネピドーに韓国の支援を受けて設立された。農業省農業局のラー・ラー・ミン副局長は「ポストハーベスト技術の進展により、無駄がなくなり、優れた品質の作物を供給できる。この技術の開発は極めて重要だ」と述べた。

 ポストハーベスト技術の改良により農作物の付加価値が高まり、農家はより高い収入が期待できる。連邦議会下院委員会のヤン・リン委員長は「ミャンマーが輸出しているのは1次産品だが、付加価値を高める取り組みが必要」との認識を示した。

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