伊オートバイメーカー、ピアッジオ インド投資を4倍に拡大

 世界的に有名なスクーター「ベスパ」を取り扱うオートバイメーカーの伊ピアッジオは、向こう5年間でのインド投資を、過去5年間の4倍に引き上げる。現地紙タイムズ・オブ・インディアなどが伝えた。

 ピアッジオはインドで小型三輪車「ベスパ・エープ」の販売に力を入れる方針だ。ディーゼルエンジンのエイプについては、インド国内で2020年から実施される排気規制「ステージ6」に適合する車種の開発を進めている。

 ピアッジオ・インドのディエゴ・グラフィ社長は、投資計画について明確な数字を示していないものの、10億ルピー(約15億円)台であることを認めた。またインドでの新たな投資は、動力伝達部分(パワートレーン)の開発と、バイオディーゼル油など代替燃料に対応する技術の開発が大部分を占め、投資額の約40~50%を動力伝達部分の開発に充てるとしている。

 ピアッジオは、インドや東南アジアではベスパを現地で生産して事業を展開するケースが多く、ベスパ・エープが三輪タクシーとして市民の交通手段にも使われている。インドでは、新たな排ガス規制をクリアして環境性能に優れたエープが“市民の足”として活躍しそうだ。(ニューデリー支局)