政府、働き方改革の進み具合を確認 フォローアップ会合

 政府は15日、昨年3月にまとめた「働き方改革実行計画」の進み具合を確認する「フォローアップ会合」を首相官邸で開催。議長の安倍晋三首相は「改革の第2弾として、65歳以上への継続雇用年齢の引き上げに向けた環境整備や中途採用の大幅な拡大など生涯現役時代の雇用改革を進める」と強調した。計画では時間外労働の抑制や「同一労働同一賃金」の実現に向けた工程表を定めている。首相は「新制度の円滑な施行に向け政府一丸となって取り組んでいかなければならない」と表明。経団連の中西宏明会長が「長時間労働につながる商慣行の是正に取り組んでいる」と現状を報告。また外国人労働者の新在留資格創設に関連し、連合の神津里季生会長は「差別されずに働ける環境整備が重要で、政府には慎重で開かれた議論をお願いしたい」と要請した。