九電、2週連続で太陽光出力制御 大規模停電を回避

 九州電力は20日、太陽光発電の一部事業者に対し、発電の一時停止を指示する再生可能エネルギーの出力制御を実施した。離島を除き全国初の本格実施となった13、14両日に続き週末として2週連続で、20日は70万キロワット程度を制御する予定。週末で需要が減る見通しの一方、好天で日中の太陽光の出力増加が見込まれるため、制御して大規模停電を回避する。

 制御の対象は出力10キロワット以上の太陽光発電事業者で、実施は午前9時~午後4時。13、14両日の制御と同様、風力発電での実施は見送った。

 20日は九州全域で太陽光発電量が増える一方、週末でオフィス需要などが減るほか、冷暖房の使用も少なくなるとみられ、火力発電の制御などをしても供給が需要を大きく上回ると判断した。