菅義偉(すがよしひで)官房長官は25日午前の記者会見で、同日午前の東京株式市場の日経平均株価が大幅に下落したことについて「(動向を)しっかりと注視していきたい」と述べた。
同時に「わが国経済は企業収益は過去最高、雇用・所得環境は改善し、経済の好循環は確実に回り始めている」と強調し、影響は限定的だとの見方も示した。
原油価格が高騰していることについても「今後の見通しは予断を許さないが、しっかり注視をしていきたい」と語った。
原油高騰の背景については「世界の原油需要が堅調に推移する一方で、中東地域など供給国をめぐる情勢が不安定だ」と指摘。灯油の需要が高まる冬に向け「寒冷地の生活に大きな影響を与える。灯油価格の動向に高い関心を持って注視する」と述べた。