2025年の国際博覧会(万博)の大阪誘致を目指す松井一郎大阪府知事は29日、マレーシア、パキスタンを訪問し支持を要請するため、大阪空港を出発した。11月の開催地決定の投票まで1カ月を切り、最後の要請活動となる。
両国は支持を明確にしていないとされ、松井氏は出発前、記者団に「マレーシアはもう一押しなので、確実なものにしたい。パキスタンはまだ分からないが、大阪での万博がパキスタンに貢献できると伝えたい」と述べた。
30日から現地で政府高官、経済関係者と面談し、大阪での開催の意義を説明する。
万博の開催地には、ロシアとアゼルバイジャンも立候補しており、11月23日にパリで開かれる博覧会国際事務局(BIE)総会での加盟国の投票で決まる。