【経済インサイド】起業家育成、求人活動支援…様変わりする自治体のベンチャー支援 (3/3ページ)

「500コウベアクセラレーター」の応募者を対象にした説明会=7月30日、東京都渋谷区
「500コウベアクセラレーター」の応募者を対象にした説明会=7月30日、東京都渋谷区【拡大】

  • 福岡市は東京都内の博多ラーメン店で地元ベンチャー企業への就職を呼びかけるイベントを実施。高島宗一郎市長は参加者と福岡の魅力について語り合った=8月21日、東京都港区の一風堂浜松町スタンド
  • 福岡市は東京都内の博多ラーメン店で地元ベンチャー企業への就職を呼びかけるイベントを実施。高島宗一郎市長自らが福岡の魅力を参加者にアピールした=8月21日、東京都港区の一風堂浜松町スタンド
  • 500コウベアクセラレーターの神戸での合宿最終日に実施された成果発表会=2017年10月、神戸市中央区

 8月21日、東京都内の博多ラーメン店で開いたアプリ開設イベントには、福岡に本社があるベンチャー企業の経営者だけでなく、高島宗一郎市長も姿を見せ、集まった約20人の参加者とともに福岡の魅力を語り合った。

 地域経済に好循環

 両都市とも人口が100万人以上の政令指定都市。住民が行政に求めるニーズは多岐にわたる。ベンチャー企業の事業には子育てや介護、環境といった社会課題の解決を目指したものも少なくない。両市とも地域の行政課題にベンチャー企業の新たな技術やアイデアを活用して解決策を導き出す取り組みをも始めている。

 大手企業との協業には敷居が高いと感じるベンチャー企業も少なくないが、神戸市の多名部担当課長は「地域の商店街や町内会などにも協力を呼びかけて、ベンチャー企業が開発中の技術やサービスの実証実験ができるような環境を整えるのも行政として大切な仕事になる」と話す。人を集め、その後にお金、そして新たな仕事とともにまた多くの人を地域に呼び込む。神戸市も福岡市もそんな経済の好循環ができあがりつつあるようだ。