トイザラス ブランド復活はあるか 立て直しは困難 (1/2ページ)

ジェフリー・ザ・ジラフは親世代に広く知られている(ブルームバーグ)
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 米玩具販売大手トイザラスの破産手続きを担い、店舗閉鎖をめぐって批判を受けていた債権団が、ブランドの復活を検討していることが分かった。

 破産裁判所に提出された書類によると、複数のヘッジファンドから成る債権団は同社の知的財産を競売にかける計画だったが、これを中止した。現ライセンス契約を維持しながら小売り事業の運営に資金を投じることのできる新会社に資産を移すことを望んでいるという。

 ソラス・オルタナティブ・アセット・マネジメントやアンジェロ・ゴードンなどのヘッジファンドで構成される債権団は、「トイザラス」や「ベビーザラス」のブランド名を含む同社の知的所有権を管理する。また、トイザラスのキリンのマスコット「ジェフリー・ザ・ジラフ」などの商標権とそれらの使用に対するロイヤルティーも手にすることになる。

 だが、破産手続きの長期化による影響を考えれば、米事業の立て直しは困難な道程となるかもしれない。マテルやハズブロなどの玩具メーカーは新たな販路を見つけ、消費者の大半は立ち去った。

 グラスラトナー・アドバイザリー&キャピタル・グループのセス・フリーマン氏は「トイザラスはこれまでも営業利益を生んでおり、債務がなければ採算性を維持するのは難しくないだろう。だが、タイミングとしては例年、販売の34%を稼いでいた重要な休暇シーズンを逃すことになり、2019年の同シーズンまで厳しい状況が続くことになる」と話す。

 ライセンス会社ビーンスタークのマイケル・ストーン会長兼共同創業者は「休眠中のブランドを生き返らせるのは容易ではない」と指摘しつつも、同社の名前は有名なコマーシャルやキリンのマスコットとともにトイザラス世代の現代の親たちに記憶されており、挑戦する価値はあるだろうと述べた。

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