サムスン、折り畳み式を披露 7.3インチ画面スマホ 数カ月内に量産

サムスン電子は7日、米サンフランシスコで開催した開発者会議で折り畳み可能なスマホを披露した(AP)
サムスン電子は7日、米サンフランシスコで開催した開発者会議で折り畳み可能なスマホを披露した(AP)【拡大】

 韓国サムスン電子は7日、画面の折り畳みが可能なスマートフォンを公開した。折り畳み式スマホは中興通訊(ZTE)や柔宇科技など中国企業が既に開発しているものの、普及していない。サムスンが製品を発表すれば、次世代スマホの主流になる可能性もある。

 サムスンは同日、サンフランシスコで開催した開発者向け会議で、折り畳みできるディスプレー「インフィニティ・フレックス・ディスプレー」を搭載したスマホを披露した。折り畳むと一般的なスマホに見える一方、本のように開くことができる。開いた状態の画面サイズは7.3インチで、携帯電話の画面としては過去最大級だ。

 基本ソフト(OS)には米グーグルの「アンドロイド」を搭載し、開発者は対応するアプリを開発できる。サムスンによると、画面を広げた状態で同時に3つのアプリを使用でき、数十万回の折り曲げに耐え得るという。搭載するディスプレーについては折り畳みだけではなく、丸めたり、伸縮したりできる技術の開発も見据えている。

 ブルームバーグニュースは、サムスンが早ければ2019年の第2四半期に折り畳み式スマホを発売する見通しと、10月に報じていた。サムスンは発売時期を明らかにしなかったが、今後数カ月内に量産開始できると話した。

 基本となるソフトはグーグルのアンドロイド部門が協力する。サムスンは折り畳み式スマホ向けソフトの開発方法を説明する開発者向けセッションを開催する計画だ。

 7日の開発者向け会議では折り畳み式スマホに合わせ、新たなユーザーインターフェース「One UI」も発表した。大画面のスマホを片手で容易に操作できるよう最適化したデザインとした。

 同インターフェースは同社のスマホ「ギャラクシーS9」や「ノート9」を対象に来年1月に公式に提供開始する予定。同社は今月、同インターフェースのテスト版を米国、ドイツ、韓国を対象に公開する計画だ。(ブルームバーグ Mark Gurman)