米に通信機器巨大メーカー コムスコープ、8400億円でアリス買収合意

 米通信機器大手コムスコープ・ホールディングは8日、米同業アリス・インターナショナルを、債務を含めて約74億ドル(約8400億円)で買収することで合意したと発表した。通信ネットワーク機器の巨大メーカーが誕生する。

 現金での買収価格は1株当たり31.75ドル。7日のアリス株終値は27.79ドルだった。

 米投資会社カーライル・グループは買収支援のためコムスコープに対し10億ドルの少数株投資を行う。カーライルはコムスコープとアリスの統合後、取締役会に代表2人を送り込む方針。

 コムスコープのエドワーズ最高経営責任者(CEO)は8日の電話会議で、「ケーブルテレビ企業をはじめとする顧客企業によるネットワーク関連機器への支出が鈍化していることを受け、両社はこれらの課題に対する取り組みや、第5世代(5G)移動通信システムなどを含む新たな市場への進出などで協力する」と説明した。

 また、同CEOは今回の買収の理由について、AT&Tやコムキャストなどの通信大手によるメディア企業の買収戦略転換や、通信事業者による第4世代(4G)移動通信システムへの支出の低迷などを挙げた。(ブルームバーグ John Bowker、Scott Moritz)