バンコクに高島屋オープン 高級志向、富裕層狙い

「サイアム高島屋」がオープンし、来店客を出迎える着物姿の従業員=10日、バンコク(共同)
「サイアム高島屋」がオープンし、来店客を出迎える着物姿の従業員=10日、バンコク(共同)【拡大】

  • バンコクにオープンした「サイアム高島屋」=10日(共同)
  • 「サイアム高島屋」のオープニングセレモニーで鏡開きをする関係者=10日、バンコク(共同)

 タイの首都バンコクに10日、「サイアム高島屋」がオープンした。タイには伊勢丹や東急といった日系百貨店が進出しているが、高島屋としては初。「日本の良いもの」をそろえた高級志向が売りで、富裕層を取り込む狙い。

 サイアム高島屋は、チャオプラヤ川岸の大型複合施設「アイコンサイアム」のショッピングモール内の計7階を占め、売り場面積は約2万5千平方メートル。約530のブランドを取り扱う。

 日本食材を販売し、日本食のフードコートも設置。旅行先としてタイ人に人気の北海道に着目し、アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」で菓子やチーズ、水産加工品などを販売。授乳室や冷蔵ロッカーを設けサービスにも力を入れる。

 高島屋はシンガポールや中国・上海、ベトナム・ホーチミンに店舗を展開。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域への進出を推進している。(共同)