クラーク空港のハブ化加速 セブパシフィック航空が75%増便 (1/2ページ)

混雑するフィリピン・ニノイアキノ国際空港(ブルームバーグ)
混雑するフィリピン・ニノイアキノ国際空港(ブルームバーグ)【拡大】

 フィリピンは、ルソン島のクラーク国際空港を東南アジアにおける空路の拠点にする動きが加速している。首都マニラを本拠とするセブ航空の傘下で格安航空会社(LCC)のセブパシフィック航空が今年末までに75%の増便を行うなど、同空港発着便の強化拡充を図る。これに伴い、空港の利用客が格段に増える見込みだ。現地経済紙ビジネス・ワールドが報じた。

 セブパシフィック航空は、ドル箱路線であるクラーク国際空港-中国マカオ国際空港便を現在の週8便から14便へとほぼ倍増させる。また、クラーク国際空港からシンガポール、香港への直行便の就航も間近のもようだ。これらの直行便は、フィリピンとシンガポールおよび香港とのビジネス交流に貢献するとして産業経済面からも注目される。セブパシフィックは直行便の就航に先立ち、フィリピン国内便も充実させる構えだ。

 フィリピンではこれまで、首都マニラのニノイアキノ国際空港が「空の玄関」としての役割を担ってきた。しかし、近年は利用者が旅客収容能力を超えるほどの混雑ぶりで、利用者らの評判が世界でも最悪の部類に位置付けられるなど、運用面で限界に近付きつつある。

 マニラ首都圏の人口過密などから、ニノイアキノ国際空港の拡張は不可能に近く、クラーク国際空港をマニラ首都圏の次期拠点空港にする計画が進んでいる。

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